作品

先日陶芸に行ったら久々に作品が焼きあがっていました。

今回の作品の一つ目の課題は「口つき」の器。
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これは、最初は普通に口の無い状態の本体と、口の部分を作ります。(口はどの形にするか迷ってたのでとりあえず3種類作って見ました。
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っで、そして少し乾燥してから本体の口部分を切り取り、そこに別に作った口を貼り付けるという作り方でつくりました。
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一応、なんとなく水入れ?のつもりで作って見ましたが、花瓶にしても良いかな~って思ってます。

そして二つ目は「高盃」
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これは最初上のお皿部分を作り、次に足の部分を小さなコップを作るように作り、それぞれの底を合体させた感じです。
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そして今回こちらは色付けの時に、真ん中部分にだけはっきりと緑のガラスにしたかったので、初めて掛け分け?をしてみました!

前に梅小鉢↓を作った時にもガラス釉薬を真ん中にだけ使ったことがあるのですが、こちらは本体の色が薄いので、全体に本体の色を付けてから、その上にガラスを乗せた感じなんです。
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でも今回は本体を黒にしたかったので、黒の上に乗せると、緑が綺麗に出ない可能性があったので、頑張って掛け分けることにしました。

最初は緑にしたい部分に、樹脂のような薬品を塗ります。
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そしてこの状態で本体の色になる黒天目の釉薬を全体にかけます。
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っで、乾いたら真ん中の樹脂部分を剥がすのですが、コレが薄いのに面白いようにぺろ~~んと剥がれるんですよ!
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そして、この剥がして色の着いて無い部分にだけ、ガラス釉を流し込むために、本体の色が乗っている部分にガラスの釉薬が流れないように撥水剤をくるりと塗ってから、ガラス釉を流してお終い。
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コレを焼くとこんな感じにしあがるんですね~。
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一手間かけたことで、緑が綺麗に出てとっても嬉しい♪
やはり手間を惜しんじゃ~いけませんね!

コレを作り始めた時は、中秋の名月のちょっと前だったので、作ってる時は月見団子を乗せたら美味しそうかなって作ったんですけどね(笑

そして今回は両方の作品に焼きあがってから食器用のシリコン樹脂を全体に塗りました。

透明なんで、塗っても全然見た目は変わらないんですけどね。
樹脂を塗ることで水を弾くので、花瓶や水を入れたときに、器に水がしみこみにくくなるんだそうな。
そして、高盃のガラスの部分には細かいヒビが入っているので、使っていると汚れが染みやすくなるのですが、ヒビを塞いでくれるので、汚れも付きにくくなるんだとか。

簡単に出来上がってるように見える器でも、結構な手間が掛かるもんなんだな~っと思いました。

by gootaratsuma | 2009-11-12 10:33 | とうげい